【競馬】レースにまつわる基本的な情報を4つに分けて徹底紹介!

競馬 レース 基本

競走馬が1番を目指してしのぎを削る舞台がレースです。

もともとレースは強い競走馬を見定める舞台として設けられましたが、現在は競馬ファンが勝ち馬を予想して馬券を当てるために設けられてる印象が強いです。

ところでレースにはたくさんの特徴があります。

レースの基本的な情報を知ることで競馬をより楽しむことができますよ。

レースについてもっと知りたいという方はぜひ当記事を閲覧くださいませ。

《この記事で分かること》

  • レースの意義と役割を解説しています。
  • レースの種類をまとめています。
  • グレードと昇級についてまとめています。
  • レースの開催情報をまとめています。

1:競馬のレースとは?レースについての基本的情報

一進一退のレース

そもそも競馬においてレースはどういった役割を持っているのでしょうか。

冒頭でも触れましたが一番強い馬(=一番速い馬)を決めるのがレースの役割です。

すべての競走馬は得意な舞台で最強馬を目指すのです。

最初に、現在開催されているレースの基本的な情報をまとめました。

1-1:レースにはたくさんの種類がある

レースにはたくさんの種類が存在します。

中央競馬には芝・ダート・障害の3つの舞台があります。

レースの種類はこれだけではありません。

距離もレースによって変わります。

なぜたくさんの舞台や距離があるかというと、競走馬によって得意な舞台が違うからです。

意図的にいくつかの条件を設けることで全ての競走馬はもっとも力を発揮できる舞台で勝利を目指すのです。

1-2:全ての競走馬はもっとも得意な舞台でG1タイトルを目指す

舞台や距離適性がもっともかみ合う舞台でレースに挑む競走馬たち。

競走馬はレースで勝利を目指します。

レースに勝った馬は階級が上がり、より強い馬と対決します。

勝ち星を重ねて昇級した馬はやがてオープンクラスに上り詰めて、強豪が揃う重賞の舞台に挑みます。

重賞にもいくつかの階級がありますが、もっとも格があるのがG1レースです。

G1レースを制した馬は永遠に競馬史に名前が刻まれます。

また、賞金も高いですし競走馬を所有するオーナーにとっても最高の栄誉が与えられます。

1-3:G1レースの特徴

G1レースはすべてのレースの中でももっとも格式の高いレースです。

G1を制した馬はG1馬と呼ばれるようになり、競馬の歴史に名前を刻みます。

競走馬に関わる全ての関係者は、管理する馬がG1馬になるよう日々トレーニングを行っているのです。

ちなみに、2022年時点で中央競馬で開催されるG1レースは26種類あります。

◆最強短距離馬決定戦
高松宮記念 スプリンターズステークス
◆最強マイラー決定戦
安田記念 マイルチャンピオンシップ
◆最強中距離馬決定戦
大阪杯 天皇賞(秋)
◆最強長距離馬決定戦
天皇賞(春)
◆牝馬最強決定戦
ヴィクトリアマイル エリザベス女王杯
◆ダート最強決定戦
フェブラリーステークス チャンピオンズカップ
◆障害最強決定戦
中山グランドジャンプ 中山大障害
◆クラシック三冠
皐月賞 ダービー 菊花賞
◆牝馬三冠
桜花賞 オークス 秋華賞
◆3歳限定G1
NHKマイルカップ
◆2歳限定G1
阪神JF 朝日杯FS ホープフルステークス
◆国際G1
ジャパンカップ
◆グランプリレース
宝塚記念 有馬記念

2:競馬で覚えておきたい基本的なレースの種類4選

中山のターフコース

レースはたくさんの種類があります。

実際にどのような種類のレースがあるのか、4つの種類について解説しますね。

その①:競馬には3つのコースがある

レースには3つの舞台があります。

競走馬が走るレースには、緑一面に広がった芝の舞台もあれば、砂が敷き詰められたダートの舞台もあります。

さらには、コース上に設置された障害を飛越しながらレースする障害コースもあります。

一般的には芝はスピードのある馬が好走しやすく、ダートはパワーのある馬が結果を残しやすいです。

障害レースは3,000mから4,000mの距離で行われるのでスタミナはもちろん、飛越を飛び越えるテクニックも重要です。

その②:短距離から長距離まである

レースにはさまざまな距離があります。

1,000mや1,200mで行われるレースもあれば、3,000mもの距離を走るレースもあります。

一般的には1,400m以下の距離のレースを短距離、1,600mのレースをマイル、2000mから2,400mのレースは中距離で2,500m以上を長距離レースと呼びます。

短距離馬のことをスプリンター、マイルレースで結果を残す馬をマイラー、そして長距離馬はステイヤーと呼ばれます。

その③:競馬場によってコースの特徴も変わる

競馬場は全国各地に点在していますが競馬場のつくりはそれぞれ違います。

そして、競馬場ごとに特徴が設けられています。

例えば有馬記念が開催される中山競馬場は最後の直線で急こう配を駆け上がるタフなコースです。

ローカル競馬場のひとつである新潟競馬場はすべての競馬場の中でもっとも直線が長く、1,000mの直線コースも設けられています。

同じ距離でもコース形態や起伏が全く違うと凡走することもしばしばありますよ。

その④競走馬にも得意な距離や舞台がある

競走馬も生き物なので、さまざまな特徴があります。

そして、一番力を発揮できる得意舞台や距離があるのです。

基本的に、競走馬の脚質で得意舞台を判別できます。

例えば、差し馬や追い込み馬は距離の長い競馬場の方が好走しやすいです。

そのため、東京や新潟など、直線距離が長い舞台で結果を残す傾向が強いです。

逆に、逃げや先行馬はゆったりとした流れでなおかつ前目で競馬を行うのでコーナーワークの多い札幌や中山で結果を残しがちです。

競走馬の脚質ごとに特徴を紹介しているのが脚質大辞典です。

脚質大辞典は脚質情報に特化したサイトで、脚質ごとに好走する条件や苦手な条件がまとめられています。

脚質について気になる方はぜひ参考にしてもらいたいサイトです。

3:競馬のレースとグレードの基本的情報

昇級のイメージ

レースにはグレードが存在します。

新馬戦や未勝利戦でデビューした馬はG1レースを夢見てひとつでも多くの勝ち星、そして賞金を稼ぎます。

G1にたどり着くまでのプロセスを解説します。

3-1:すべての競走馬は新馬戦でデビューする

すべての競走馬は新馬戦でデビューします。

ディープインパクトもアーモンドアイも、そしてハルウララクラスの馬でもデビューは新馬戦です。

どんな名馬もスタートはみんなと同じで足並み揃えてデビューしているのです。

ただし、出産が遅れたり調教の関係でデビューが遅れた馬は未勝利戦でデビューすることもあります。

3-2:最初の目標はレースで「1勝」すること

新馬戦でデビューを果たした馬、そして未勝利戦に挑む馬が最初に目指すのは1勝することです。

じつは、未勝利戦は3歳の8月で終了してしまうのです。

未勝利戦で勝てなかった馬はその後、飛び級で1勝クラスに挑むことができますが、未勝利戦と1勝クラスは天と地ほどの能力の差があります。

そのため、未勝利戦を突破できなかった馬の多くは引退もしくは地方転厩します。

1勝でも勝ち星を手にすれば、しばらくはクラス戦に挑み続けることができるので、デビューした馬は是が非でも勝利をつかもうとあがくのです。

3-3:レースで賞金を得ることで階級が上がる

未勝利戦を勝利した馬は1勝クラスというステージに駒を進めました。

クラス戦に昇級した馬が次に目指すのはオープンクラスです。

クラス戦は三段階に分けられていて1勝クラス⇒2勝クラス⇒3勝クラスの順に昇級します。

3勝クラスを制したら晴れてオープン入りできるのです。

クラス戦でも勝利しなければ昇級できませんが、未勝利戦とは違って期限はないので比較的余裕をもってオープンクラスを目指すことができます。

3-4:3勝クラスを勝ったらオープン入りを果たす

3勝クラスを制した馬はオープン入りできます。

オープンとは、指定された好きなレースに出走できます。

基本的にはオープンレースに挑むのが一般的ですが、開催時期によってはリステッド競走やG3競走、G2もしくはいきなりG1を目指すことも可能です。

3-5:重賞レースを勝ってG1を目指す

オープン入りを果たした馬は基本的には段階を踏んでG1を目指します。

オープンレースもしくはリステッド競走を挟んで重賞に向かいます。

重賞の中にはG1レースの優先出走権が得られるものもあります。

重賞レースの結果次第ではG1レースに向かうこともできますし、G1レースを見送って重賞で結果を残すことに専念することもできます。

すべてはオーナーや調教師次第ですが、最終的にはG1レースを目標に進路を考えられていますよ。

3-6:G1レースを制したら最強の称号が手に入る

新馬戦でデビューした馬が目指すのはG1競走です。

オープンレースや重賞でも結果を残した馬はG1レースに挑みます。

G1では有力馬が多数揃いますが、強豪馬と競り合わないとG1タイトルをつかむことはできません。

それだけG1のタイトルは重いのです。

各馬としのぎを削ってG1タイトルを手にした馬には最強の称号が手に入ります。

競馬史にも永久に名前が刻まれますし、獲得賞金も高いです。

競走馬だけではなく騎手や調教師、馬主に競走馬を取り囲むすべての競馬関係者の最終目標がG1レースなのです。

4:競馬のレース開催日について

カレンダー

ある意味一番覚えておきたいのがレースの開催日です。

基本的に競馬の開催日は曜日固定ですが、中央競馬と地方競馬で違うのです。

競馬の開催日についてまとめました。

4-1:中央競馬の開催日は週末の土日

最初に、中央競馬の開催日はよほどのことがない限り通年で土日の2日間開催です。

開催時間は朝9時ごろから夕方4時半ごろまでです。

土日は休みの人が多いのでたくさんの人が競馬場に足を運びます。

また、月曜日が祝日の場合は土日月の3日間開催になることもあります。

また、ホープフルステークスや金杯の日が平日の場合は平日開催することもあります。

4-2:地方競馬は平日開催することもある

地方競馬の開催曜日は各競馬場の管轄によって変わります。

そして、平日に開催される競馬場も少なくありません。

南関や笠松競馬場は平日開催が多いですね。

また、競馬場によってはナイター設備を導入してナイター競馬に踏み切っているところもあります。

ハルウララで有名な高知競馬は土日の夜に競馬が行われます。

JRAで負けた人をターゲットに、開催時期を中央競馬のあとにした策略は見事はまり、現在も黒字経営されていますよ。

5:まとめ

当記事では競馬のレースに関する基本的な情報を紹介しました。

レースにはたくさんの種類や役割があるのが理解できたと思います。

これまであまり分からなかったレースに関する知識が身につけば、より一層競馬を楽しめることでしょう。

また、階級やグレードを知ることで厩舎の思惑が見えてくることもあります。そして、それを競馬予想に導入することもできますよ。

レース情報をとおして競馬を楽しんでください。